新ベーシスト、マナミを迎えPower Up!! THE LET'S GO's インタビュー
昨年以来、ギターのCOCOとドラムのマリコ・マリコという異色の2人体制でライブを繰り広げてきたTHE LET’S GO’sにマナミ(元THE STEPHANIES)が電撃加入した。ギタータウンでは、昨年のインタビューに続き、ファン目線で、二人体制の総括、マナミ加入の経緯、音源、今後の活動について訊いた。
▲(L to R) マナミ、ココ、マリコ・マリコ
二人体制は、二人の間にGrooveがメッチャ生まれて。最終的にはスゴイ“無敵感”がでてきました。
昨年のことでしたが、二人体制になったことで、まずビックリしてしまいました。
あれはいつ頃でしたっけ?
ココ: 驚かせてすいません。本当突然だったんですけど・・去年(2021年)2月の終わりに前のメンバーが辞めることに決まって。
マリコ: 決まって、すぐ後に発表したので、3月でした。
ライブが詰まっている最中でしたよね? だから、翌週ぐらいのライブも「二人でやるの?!」ってビックリしました。二人体制ではアレンジは変えましたか?
ココ: ギターは低音がなるべく途切れないようにしないといけないので、結構変えましたね。ソロとかメロディとかはあまり弾かないように。
マリコ: ギターアンプとベースアンプの両方から音を出すようにしていたし。
マリコさんもドラムを叩きながら歌う部分が増えてましたね!
マリコ: そうですね!最初はドラムを叩きながら歌うと体力を使いました。でも、やっぱり二人でやってみて良かったです。
ココ: 二人でやってみると、自由で、磨かれたよね?!
マリコ: うん!
ココ: 最初の頃は、色々な方々からアドバイスをいただいたりしましたが、じきに二人の間にGrooveがメッチャ生まれて。最終的にはスゴイ“無敵感”がでてきて。
マリコ: 最初は先輩方とかから「ベーシスト探さないの?」とか言われたのですが、最終的には、「もういいでしょ?二人で」みたいに言われることの方が多くなりました。三人でやっていた時には魅せること、パフォーマンスを重視していたんですが、二人になってからは演奏面での整理を付けられるようになってきて、自分でウデか磨かれたって気がします。
ココ: 曲も、二人用で作って、増やしましたね。今では、そのベースレスで作った曲もマナミちゃんが新しいベースラインを付けてくれることによって、生まれ変わったという感じもあります。
マリコ: 去年1年は最高でした。応援してくれる人も増えたし。今年はもっと最高の1年にしたいです。
次は「この人だ!」っていう人に入って欲しかったので、慎重になってた部分もあったし、女の子でベース弾ければ誰でもいいやというのではありませんでした。
マナミさんとココさん、マリコさんは元々お知り合いだったのですか?
ココ: はい。対バンもしていましたし。すごくステキなベーシストだと思っていました。
マナミ: 7年ぐらい前からツアーも一緒に回ったりしていました。
今回、マナミさんがザ・レッツゴーズに加入したわけですが、それはどちらから?
マナミ: 私からです。一緒にバンドをやりたい気持ちはあったんですがきっと正式では入れてもらえないんじゃないかと思って、サポートでもいいので弾かせてもらえませんか?と。ただ、“サポート”は募集していないということなので(ココ&マリコ : 笑)、“正式”に入れてもらえました。
ココ: マナミちゃんがそのことを言ってくれた頃に、こちらも「次はマナミちゃんみたいなベーシストが入ってほしいな」と思っていました。でも、マナミちゃんは別のバンドをやっていたので「ムリだよなあ・・でも、マナミちゃんみたいなコがいいなあ」って思っていたんですよ。そしたら、マナミちゃん本人から声をかけてくれて。
マリコ: 二人が作ったCDにマナミちゃんがベースラインを入れてくれて・・
ココ: 「判断材料にしてください」って。でも、聴くまでもなく!(一同笑)
マリコ: もうサイコーです。私たちも二人でいることが楽しかったのもあり、「探さなきゃね」と言いつつ、なにも探していなかったという(笑)。それは、「急いで探して失敗したくないから」という思いもありました。
ココ: 次は「この人だ!」っていう人に入って欲しかったので、慎重になってた部分もあったし、女の子でベース弾ければ誰でもいいやというのではありませんでした。
マリコ: ナイスタイミング!
レッツゴーズは全部好きなんですけど、特に歌詞が好きなので、歌詞を殺さないベースを弾きたいです。
マナミさんは元々ベーシストだったんですか?
マナミ: 元々ベースしか弾けないです(笑)。
好きな音楽は?
マナミ: 日本だとウルフルズとかSTANCE PUNKSが好きで、それらのコピーをはじめたのがスタートです。海外だとThe Clash、Ramones、Dr.Feelgoodとかが好きです。
影響を受けたベーシストは?
マナミ: STANCE PUNKSの川崎テツシさんとブルーハーツの河口純之助さんです。
レッツゴーズに入るにあたり、プレイやパフォーマンスでしたいことなどはありますか?
マナミ: レッツゴーズは全部好きなんですけど、特に歌詞が好きなので、歌詞を殺さないベースを弾きたいです。それに、メンバーが何回か替わっていても、私は、どの時代のベースもカッコイイな、と思っています。だから、私が入った今回の新体制でも同じように思ってもらえるようなベーシストになりたいです。
ココさんやマリコさんからマナミさんに期待することは?
ココ: もう今で充分!!
マリコ: 好きなように、思い切りやってもらえれば!!、それでOKです。
ココ: これまでのマナミちゃんのファンやステファニーズを好きだったお客様がびっくりするような・・レッツゴーズが「マナミちゃん、こんな一面があるんだ?」みたいな面を引きだせたらいいな、と思いますね。
カラフルというのが今の自分たちに合っているように思います。
すごく良い関係がうかがえますね。2月11日のワンマンに向けてですが、これまでの曲もプレイしますよね?新加入による聴きドコロなども教えてください。
ココ: あえてアレンジを変えるということはないですけど、これまでと別のタイプのベーシストなので、おのずと雰囲気は変わってきます。
マリコ: 約1年間2人でやってきた、それは自分たちで気に入っていたけれども、そこにベースが入って、さらに良くなった音楽を見せたいです。みなさんには、まず一番に音楽を聴いていただきたいです。
2人で磨いた音楽に、キャリアがあるベーシストが加入するわけだから、音楽的に期待が大きいですよね。それに前はコスチュームを赤で統一していたのが、今回のアー写では、赤、オレンジ、青ですよね?これからはそれぞれの色分けに?
ココ: 長くそうするかは決めていないですけど、今の気分、で(笑)。ただ、カラフルというのが今の自分たちに合っているように思います。
今後の音源などは?
マリコ: この3人で7インチレコード「In My Head / Ring Ring Ring」 を出します。2月11日はそのレコ発ワンマンです。3人で作った曲が2曲入っています。その後、曲をもっと増やして、今年はアルバムも出したいと思っています。活動も去年は東名阪が多かったので、今年はもっと色んな所に行きたいです。さらに精力的に活動していきたいなと思っています。
ココ: 7インチレコードのジャケットをJET BOYSのオノチンに描いてもらったし、オノチンのイラストを使ったグッズを作りたいです。
今回はライブ、音源、グッズ、MVと楽しみなことばかりですね。今年の精力的な活動を期待しています。
【THE LET'S GO'S】
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