Lag GuitarsのSmart Guitar THVシリーズにTHV20DCEが登場した。THVシリーズはHyVibe システムを搭載し、THV20DCEは販売価格が201,300円(税込)のミッドレンジとなる。
▲LAG GUITARS THV20DCE
価格=201,300円(税込)
ギタータウンでは、HyVibe システムをレビューしてないので、今回はTHV20DCEを例にレビューしておこう。
ボディに内蔵したハイテク・ツール HyVibe システム
HyVibe システムとは、ギターのボディ内に、小型アンプ/スピーカーを装備し、高品位なマルチエフェクターも内蔵し、ブルートゥースなどと連携するシステムだ。これにより、従来のアコースティック・ギターと一線を画すほどの音楽を生み出す。
まず、アコースティック・ギターの音にエフェクトをかけることができる。エフェクトの種類はリバーブ、コーラス、ディレイ、オクターバー、トレモロ、フェイザー、ディストーションなどだ。この音はボディに内蔵したアンプ/スピーカーから出るので、ナマ音とバランスを取った音の合成やルーパー機能によるサウンド・オン・サウンドの演奏などもできる。
これに加えて、ブルートゥース機能もあるので、お気に入りのトラックをスマホなどから受信して一緒に演奏できる。
これらを駆使することで、自宅内、ホームパーティ、バーなどでの小規模なライブで、アコースティック・ギター+αの演奏が楽しめる。また、入力/出力を搭載しているので、外部機器との接続もできる。これにより、大規模なライブやレコーディングなどにも対応する。
他に、機能的にはチューナーやメトロノームを内蔵。新機能部分はモバイルアプリを使い、サウンドのエディットやコントロールする方式だ。
新しい技術ばかりを導入しているが、エフェクトのサウンドも良く、操作性も洗練されて合理的だ。クリエイティブなギタリストであれば、新しい音楽を創る可能性を秘めているのがHyVibe システムといえるだろう。
Smart Guitar のミッドレンジ・モデルTHV20DCE
THV20DCEは、昨年発表されたTHVシリーズのミッドレンジ価格のモデルとなる。
ボディのアウトラインは、カッタウエイありのドレッドノート。ボディのトップ材にはイングルマン・スプルースの単板、バックとサイドにはオバンコール材を使用。ネック材はカヤで、LAGギター独自の薄目のシェイプだ。指板にはブラウン・ブランコ・ウッド材を使用している。トップ材以外には、やや珍しい木材を使っているが、LAGギターの評判の高い開発力により、良好なサウンドを生み出すだろう。ヘッドの立体的なデザイン、サウンドホール周辺の装飾などもセンス良くまとめられている。
《Spec》
■トップ材: ソリッド・エンゲルマン・スプルース
■バック&サイド材: オバンコール
■ネック材 : カヤ
■指板材: ブラウンブランコウッド
■ブリッジ : ブラウンブランコウッド
■カラー : ナチュラル
■フィニッシュ : グロッシー
■寸法 : 1120×485×190 mm
■エレクトロニクス : HyVibe System
■フォーマット ドレッドノート
■ハードウェア サテンブラック
■フレット数 : 20
■フレットの種類 : ミディアム・シルバーニッケル
■ナット ブラック・グラファイト・ウェッジ
■ナット幅 : 43mm
■指板ラジアス : 350 mm
■スケール : 650 mm
■トラスロッド : ダブルアクション
■チューニングペグ : ダイキャスト
■フォーマット ドレッドノート/カッタウェイ有り
■オリジナル弦 : ブロンズ80/20 ライト12-53
■カバー/ケース : カバー
HyVibe システム:
■マルチエフェクター
(リバーブ、コーラス、ディレイ、オクターバー、トレモロ、フェイザー、ディストーション)
■アコースティック・ルーパー
■ブルートゥース・スピーカー
(スマートフォンから直接ストリーミングし、一緒に演奏することができます。)
■メトロノーム機能
【製品問い合わせURL】
https://www.lagguitars.com/ja_JP/products/smart-guitars-hyvibe-cutaway-glossy-case-glh-thv20dce