NAMM2020で発表され話題を呼んだTaylorのサウンドポート・カッタウエイ採用モデルに326ce V-Classが加わった。
▲Taylor 326ce V-Class 価格=410,000円(税別)
サウンドポート・カッタウエイは、アコギの新技術を次々と開発するテイラー社のアンディ・パワーズがNAMM2020で発表した最新技術だ。これはボディのカッタウエイ部分に、第二のサウンドホールを付けている。効果としては、サステインの向上が挙げられ、先行して発売されたBuilder’s Edition 816ce V-ClassやK26ce V-Classなどでは、その音の大きさに驚かされた。それらは最上級クラスのモデルだったが、今回の326ce V-Classはテイラーの一般的な価格帯のモデルなので、今後楽器店の店頭で試すことも出来るだろう。
326ce V-Classの主要スペックとしては、トップ材にトロピカル・マホガニーを使用。トップのブレイシングはアンディ・パワーズが開発したVブレイシングだ。サイド/バックはアーバン・アッシュ材で作られている。これはサスティナブルな取り組みに積極的なテイラーが、都会の街路樹などに使われているアッシュ材に着目し、その木の植え替えの際に発生したアッシュを使用している。これはサスティナブルなだけでなく、ギター材としても重量と密度があり、優れた木材でもある。他、指板はエボニー、ピックアップ/プリアンプはES2を搭載している。
《SPEC》
■Top:Tropical mahogany ■Back&Side:Urban Ash ■Neck:Tropical Mahogany ■Bracing:V Class ■Fretboard:Ebony ■Headstock Overlay:Ebony ■Body Finish:Satin/Shaded Edge:burst ■Nut/Saddle:Black Tusq Nut, Micarta Saddle ■Tuners:Satin Black ■Fretboard Inlay:Gemstone, Italian Acrylic ■Peghead Inlay:Gemstone, Italian Acrylic ■Electronics:Expression System 2 (ES2) ■Scale:24 7/8" ■Neck Width:1 3/4" ■Body Length:20" ■Body Width:16 1/4" ■Body Depth:4 5/8" ■Case:Taylor Deluxe Hardshell Brown