2020年の『L’Arc~en~Ciel ARENA TOUR MMXX』のライブで登場し、大きな話題となり、ファンにはtestsuyaオフィシャルサイトでもお馴染みの“エッフェル塔をモチーフにデザインした”Eiffel Guitarが完全受注生産で発売される。このギターは、フランスのエッフェル塔のシルエットをそのままギターに落とし込んでいる。
▲ESP Eiffel Guitar
tetsuya Signature Model
価格=1,540,000円(税込/税別1,400,000円)
まず、エッフェル塔のシルエットを全体のアウトラインとして採用。塔の特徴である複雑に組み合わされた鉄骨をボディ・トップ、指板トップ、ヘッド・トップにグラフィックで再現している。
ボディ材にはアルダーを使用。ネックと指板はハード・メイプル。ボディとの接合はデタッチャブル方式、さらにジョイントの高音弦側をわずかにカットしたスターカット加工も施している。
ポジション・マークとしてLEDを埋め込んでおり、バック・パネルのスイッチでLEDをトリコロール・カラーに点灯できる。
ピックアップはSeymour Duncan製で、ネック側とミドルにはSH-2 Jazzを、ブリッジ側にはSH-16 59/Custom Hybridが搭載。コイルタップも可能だ。また、それぞれのボビンは「赤」「白」「青」のトリコロールカラーにペイントされている。ブリッジとテールピースにはTonePros製を搭載。ユニット自体をスタッドにロックすることもできる。
ギタータウンのコメント
巨大建築物をギターにしよう!とするのは奇想天外な夢だ。しかし、ESPのホームページには「ギター1本から希望通りのものをつくってくれる日本のメーカーがある!しかも仕事が確実で、なにより品質がいい!」というストーリーが記されているように、ギター作りの常識では考えられないことでも、ESPは夢の実現のために真摯にトライしている。
Eiffel Guitarの場合、
・ネック部分でも塔を再現する細密なグラフィックを用いつつ演奏性を損なわない。
・ポジションマークをLEDで発光させ、視認性を確保する。P.U.もトリコロールに変更する。
・ブリッジとテイルピースを塔の黒い部分に配置し、目立たせない。
など、
tetsuyaの夢やアイデアを形にするだけでなく、演奏できるギターとしての性能を確保している。価格は高額だが、tetsuyaの夢をファンが共有できる機会、楽器デザインの配慮の深さも含めるとその価値は充分だろう。
《SPEC》
■BODY: Alder(Thickness 38mm)
■NECK: Hard Maple
■FINGERBOARD: Hard Maple, 22frets
■INLAY: Dot with LED
■SCALE: 648mm
■NUT: Bone
■CONSTRUCTION: Bolt-on (STAR-CUT)
■TUNER: GOTOH SG301-20 MG-T
■BRIDGE: TonePros T3BT-B & T1Z-B
■PICKUPS:
(Neck) Seymour Duncan SH-2n
(Middle) Seymour Duncan SH-2n
(Bridge) Seymour Duncan SH-16
■CONTROLS:
Front: Master Volume(w/Coil Split SW), Mini Toggle PU Selector
Back: LED On/Off sw, LED dimmer
■COLOR: Eiffel Tower Graphic