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EpiphoneからShinichi Ubukata ES-355 ver.02が1月下旬発売

Nothing's Carved In Stone/ELLEGARDENで活躍するギタリスト生形 真一のエピフォンでのシグネチャー・モデルEpiphone Shinichi Ubukata ES-355がver.02として発売される。発売予定は2023年1月下旬予定だ。

Epiphone Shinichi Ubukata ES-355 ver.02
価格=125,000円(税別 / 専用ハードケース付)

ギタリスト生形 真一は、現代のハード&ラウドな音楽シーンにおいて、ギブソンのES-355を使い、セミアコでも現代の音楽シーンで十分に活用できること。むしろ、ソリッドギターでは表現しきれないフィールドでも使えるギターであることを証明した。本人はヴィンテージのES-355やギブソン・ブランドでのシグネチャーを多用している。しかし、彼のファンには若いプレイヤーも多いため、2020年にエピフォン・ブランドでのShinichi Ubukata ES-355が発売された。その際には、すぐに完売となる人気を博した。今回はver.02とされ、基本的に同じ仕様で、カラーが以前のEbony(黒)に加え、Sixties Cherry、Classic White、Olive Drab、Pelham Blueという全5色展開がされる。

まず、エピフォンの製品は、ギブソン・ブランドの特徴を色濃く持ちながら、リーズナブルな価格レンジで展開することが前提のブランドだ。そもそもアジアの工場で作られ、木材、電気的部品、金属パーツなども安価もので作られている。今回のようなシグネチャーでは、基となるモデルがギブソンの最高級レンジのカスタムショップ製なので、各部の落差は大きい。しかし、多くのエピフォン製品では、ギブソンのサウンドやエッセンスを体感できる部分はできるだけ残すようにしている。Epiphone Shinichi Ubukata ES-355では、そもそもESシリーズの手間がかかるセミ・アコースティック構造は当然踏襲し、サウンドの心臓部であるピックアップには、ギブソンʼ57クラシックを搭載。しかも、専用のハードケースまでついて125,000円(税抜)という価格を実現している。

各部の特徴としては、

■ギブソン ‘57クラシック・ピックアップ

ギブソンの’57クラシック・ピックアップはカスタム製を含む多くのギブソン・ギターに搭載されているピックアップだ。ギブソンがオリジナルで不朽の名作ピックアップのPAFを再現し、現在でも数あるPAF系のピックアップの中心となっているのが、この’57クラシックである。このピックアップをこの価格で搭載しているのは驚異的なコストパフォーマンスだ。

■セミ・アコースティック構造のES-355のボディ

ギブソンのES-335、345、355シリーズはセミ・アコースティック構造のギターだ。中央部にセンターブロックというソリッドの木材を使い、大音量時のハウリングを抑える。それでいて、ボディ全体は空洞部があり、アコースティック感も得ようとする構造だ。このシリーズは歴史的にジャズやフュージョンなどで多く使われたが、近年ではラウドなロックやギター兼ボーカルのシンガーにも使われる。日本で、ESシリーズをラウドな音楽で使うというスタイルをけん引しているのは生形 真一に他ならない。それは彼が参加しているバンドがいずれもラウドとクリーンの両方を多用しており、アリーナクラスの大音量でプレイしてきたことである。普段はレスポールなどのソリッドで、ワンポイントにセミアコというスタイルのギタリストは多いが、生形 真一は常に1本のES-355で見事にサウンドをクリエイトしている。なお、ES-355は、6つのサウンドバリエーションを生むバリトーン・スイッチを装備している。しかし、生形 真一自身はほぼ特定のポジションのみを使っているだけのようだ。また、指板も355ならではの仕様としてエボニー材が使われている。サウンドホールはダイアモンド・シェイプとなる。

■Bigsby B70ヴィブラートやGroverロトマチック・チューナー

Shinichi Ubukata ES-355では、Groverロトマチック・チューナーを採用。これはオーソドックスなチューナーで、ごく当たり前の機能として正確なチューニングをキープできる。
ヘッドはエピフォンのヘッド形状で、ES-355らしいバインディングが巻かれている。ヘッド裏には彼のスカルマークがプリントされている。

また、ビグスビーのトレモロブリッジを搭載している。これはES-355の355たる所以だ。生形 真一はプレイする上では積極的にアーミングはしていないものの、弦のテンション感と有無がサウンドにも影響する。この部分はB70という安価なユニットとなっている。

■カラフルな5色

Ver.2では、おなじみのEbonyに加え、Sixties Cherry、Classic White、Olive Drab、Pelham Blueの5色展開だ。前回はEbonyだけで、前回買い逃した人には絶好の機会でもある。さらに、追加される4色はSixties Cherry、Pelham Blueのように60年代ギブソンのカラフルな色、さらに映えるClassic White、戦闘的イメージのOlive Drabがラインナップ。いずれも生形 真一が監修したカラーであるが、「生形ファンではないが、リーズナブルなESを」と思う人にもお勧めできるカラーリングだ。

■スカルマーク入り専用ハードケース付属。

コストパフォーマンス性を一層高めているのが、豪華な専用ハードケースだ。これは彼のシンボルでもあるスカルマークがプリントされ、堅牢さもあるハードケースである。


【製品問い合わせURL】

https://www.epiphone.com/ja-JP/page/shinichi-ubukata-es-355-ver02

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