BOSS EURUS GS-1が9月発売

BOSSからギタリストへ新たなサウンドの可能性を提示する「エレクトロニック・ギター」をコンセプトとした『EURUS GS-1』が発表された。発売は2021年9月だ。これは本格的なサウンドと演奏性をもったエレクトリック・ギターとローランドの伝統であるギター・シンセサイザーを一体化させた製品だ。

▲BOSS EURUS GS-1

EURUS GS-1は2系統のアウトプットがあり、どちらも標準ジャックだ。ひとつは一般的なエレキギターと同様のアウトプット。これはギター・アンプやエフェクターに接続する。もうひとつはSYNTH OUT端子で、こちらからシンセサイザーサウンドを出力する。

ギター部分はメイド・イン・ジャパン

ギター部分は日本製で、ダブルカット/オフセット・ボディ。ボディ材はアルダー、ネックはメイプル材。指板材はインディアン・ローズウッドで、スケールは648mm。コンパウンド・ラジアス、24フレット。ブリッジはGotoh製の2点支持トレモロ、チューナーもロック式チューナーを装備。いかにもコンテンポラリーな仕様だ。ピックアップはEURUS Humbuckerを2基搭載している。

コントロールは「MASTER VOLUME」「GUITAR TONE」「5wayスイッチ」に加え、
シンセ機能をコントロールする「SYNTH CTL」「SYNTH MEMORY（6タイプ）」「MODEスイッチ」「Bluetoothボタン」となっている。

ギター・シンセサイザー部分はレイテンシーがなく、ギター本体に6つまでメモリー可能

EURUS GS-1は、40年に亘る技術を凝縮。シンセサイザー・サウンドを自然な感覚で演奏できる。また、レイテンシーや誤発音が存在しない。それに加えて、専用アプリ「GS-1 Editor」iOS／Android対応）により、様々なシンセサイザー・サウンドの選択や音色の編集エディットが可能。ギター本体に6つまで保存できるため、いつでも手元で切り替えできる。また、設定したシンセサイザーのパラメーターを調節できる「SYNTH CTL」ノブによって手元でサウンドをコントロールすることもできる。これまでは操作が煩雑だったり、手元で操作しづらかった難点を解消し、エレキギターとシームレスにギター・シンセサイザーが演奏できる。

トップ・コンター付近にはUSB Bタイプの端子があり、内部プログラムのアップデートなどにも対応。電源はアルカリ乾電池4本で最大連続9時間使用可能な他、ACアダプター(PSA-100:別売)の接続もできる。

■ワイアレスMIDIエクスプレッション・ペダル『EV-1-WL』（別売）との連携

EURUS GS-1は、BluetoothMIDI機能を装備。iOS／Android対応デバイスとのワイヤレス接続が可能だ。これは専用アプリ「GS-1 Editor」により、ワイヤレスMIDIエクスプレッション・ペダル『EV-1-WL』（別売）のペダルやつま先部のスイッチにピッチ・ ベンドやホールド、フィルターのデプス・コントロール等の機能を割り当て、足元でコントロールすることにも対応する。また、ギター本体の「SYNTH CTL」ノブ（つまみ）に好みのパラメーターを割り当てて、リアルタイムに音色を変化させることもできる。

EURUS GS-1は、ギター部分/シンセ部分が単に合体しているのではなく、ギタリストがシンセサウンドをごく普通の楽器の演奏として実現できるように生み出された全く新しい楽器といえるだろう。

ギグ・バッグ（CB-EG10）

【製品URL】
https://www.boss.info/jp/products/eurus_gs-1/features/