フェンダーから、4月22日に2種の銀パネルのギターアンプが発売されると発表された。ひとつは即日発売された「'68 Custom Vibro Champ Reverb」で、もうひとつは今秋発売の「'68 Custom Pro Reverb」だ。ここでは「'68 Custom Pro Reverb」を支給された資料を元にレビューしよう。
▲Fender '68 Custom Pro Reverb
価格=184,000円(税込) 2021年秋頃予定
「'68 Custom Pro Reverb」は、出力40ワットの真空管アンプ。プリ管には12AX7を3つ, 12AT7を2つ使用、パワー管には6L6を2つ使用している。また、スピーカーは12インチのセレッション・NEOクリーム・バックを使用している。
ルックスは銀パネ/シルバー・パネルと通称される60年代後期以降のパネルだが、ヴィンテージ・リイシューではない。コンセプトとしては、オーソドックスでトラディショナルなフェンダーのルックスとサウンドを持ちながら、現代的に改修されている。フェンダー・サウンドと使いやすさを両立したアンプだ。
元々はトラディショナルな40ワットアンプをモチーフにしているが、キャビネットをダウンサイズしている。高さ43.56 cm、幅56.8 cm、奥行23.72 cmというサイズ。これはリビングや小規模スタジオでも許容される大きさだ。また重さは15.9 kgと成人男子が一人で持ちあげられるであろう重さで、40ワットのサウンドをしっかり出せる重さだ。
コントロール類はBright Switch, Volume, Treble, Middle, Bass, Reverb, Speed, Intensity。
つまり、ヴィンテージではなかったミドルのノブがある、現代の標準仕様だ。そして、フェンダー・アンプの伝統であるリバーブ、トレモロ、ブライト・スイッチも搭載。
《SPEC》
■Series: Vintage Modified
■Amplifier Type: Tube
■Output: 40 Watts
■Preamp Tubes: 3 x 12AX7, 2 x 12AT7
■Power Tubes: 2 x 6L6
■Inputs: Two - (1/4”, Input 2 operates at -6dB)
■Channels: One
■Control Panel: Bright Switch, Volume, Treble, Middle, Bass, Reverb, Speed, Intensity
■Rear Control Panel: Power, Standby
■Effects: Reverb, Tremolo
■Speaker Jack: Two 1/4” Parallel (Internal and External)
■Speaker: One - 12” Celestion® NEO Creamback
■Speaker Power Rating: 60 Watts
■Cabinet Material: 7-ply 3/4” Meranti plywood
■Covering: Black Textured Vinyl
■Grille Cloth: Silver Turquoise
■Handle: Molded Plastic Strap with Nickel-Plated Caps
■Vintage-Style Skirted Black
■Plastic Vintage-Style Skirted Black Plastic
■Pilot Light Jewel: Blue Jewel
■Footswitch: 2-Button Vintage Style (Reverb On/Off, Vibrato On/Off), P/N: 0994058000 (Included)
■Footswitch Connection
■Type: 1/4”
■Power Cable: IEC
■Dimensions: 17.15” (43.56 cm) H x 22.36” (56.8 cm) W x 9.34” (23.72 cm) D
■Weight: 35 lbs (15.9 kg)
【製品問い合わせURL】
フェンダーミュージック株式会社
https://www.fender.com