先月、TalmanがTM730として復活した。その際、新たなラインナップ名前として使われていたのが、「Ibanez J-LINE」(ジェイ-ライン)シリーズだった。J-LINEに新たに追加されたのが”RG6HSHFX”だ。
RG6HSHFXは
・極薄”Super Wizard” シェイプの5ピース・ネック
・パワフルなPU
・各弦独立構造のMono-railブリッジ
・ローズウッド指板
などの機能を持ち、
アイバニーズ・ロゴさえ黒(!)というオール・ブラックのスタイリッシュさ。日本製で定価135,000円というリーズナブルさも持ち合わせている。
今回、支給された資料によるので試奏はしていないニュース記事だが、資料類から知り得る内容だが、RG6HSHFXをレビューしよう。
▲Ibanez RG6HSHFX-BKF
価格=135,000円(税別) ソフトケース付
精悍なオール・ブラック
歴史があるメーカーほど、本体とパーツ類の色には法則がある。が、今回、ボディの黒に合わせ、PU、金属パーツ類、そして、黒のヘッドでロゴマークまで黒(!!)と法則を外してまで、黒一色にこだわってきた。RGはヘビーロック御用達のギターだけに、精悍で、スタイリッシュなコーディネートとなっている。
弾き易さと薄さとを追求した極薄の“Super Wizard”シェイプ・ネック
極限まで軽い握り心地を好むプレイヤーに最適な極薄の“Super Wizard”シェイプ・ネック。 しかし、剛性面では3ピースのメイプル材と2ピースのウォルナット材をラミネートした5ピース構造で剛性を高めている。
ダイキャスト・プレートによるティルト・ネック・ジョイント
ジョイント部のヒールカットは、ネック・ポケット側を中心に、またティルト・スタイルでカット。また、ネック・プレートはダイキャスト製だ。これらにより、演奏性の向上ばかりでなく、サウンドの良し悪しや剛性に関わるボディとの接合を利用率させている。
Ibanez original V7, S1, V8 ピックアップ
ラウド・ミュージック全盛の90年代後半に多く採用されたV7 / V8ピックアップを搭載。 パワフルな中域、高域の抜けに配慮したフロント(V7)、低域のパワーに配慮したリア(V8)が特徴となっている。 センターのシングル・ピックアップは、V7/V8との組み合わせを前提に設計されたS1を搭載している。
各弦独立構造のMono-railブリッジ
オール・ブラックなので見えづらいが、ブリッジは各弦独立構造のMono-railブリッジ。弦振動をボディにダイレクトに伝えるだけではなく、 サドルの前後調整幅が広いため、ダウン・チューニングのイントネーション調整にも柔軟に対応できる。
ローズウッド材指板
本来は、特筆する仕様ではなかったが、現在では特筆に値するローズウッド材を指板材に使用している。言うまでもなく、指板用のトーンウッドとして最も適した木材だ。ナットはGraph Tech BLACK TUSQ XL ナットを使用している。
Luminlayの指板サイド・ポジション・マーク
暗転したステージで有用な高性能蓄光素材であるLuminlayをサイド・ポジション・マークに使用している。
Gotoh MG-T ロッキング・マシンヘッド搭載
弦交換の利便性を追求し、チューニング・スタビリティに定評のあるGotoh製MG-T ロッキング・マシンヘッドを採用しました。
《SPEC》
■Neck type: Super Wizard 5pc Maple/Walnut neck ■Body :Basswood body ■Fretboard :Bound Rosewood fretboard ■Fret :Jumbo frets ■Bridge :Mono-rail bridge ■Neck pickup :Ibanez V7 (H) neck pickup ■Middle Pickup :Ibanez S1 (S) middle pickup ■Bridge pickup :Ibanez V8 (H) bridge pickup ■Hardware color :Black ■String :Gauges .010/.013/.017/.026/.036/.046 ■Scale :648mm ■Width at Nut : 43mm
【製品問い合わせ先】
星野楽器販売(株)
https://www.ibanez.com/jp/