OvaltoneからMERKAVA OVERDRIVEが発売される。
本機は「MERKAVA OVERDRIVE」というネーミング通り、“オーバードライブ・ペダル”だ。このペダルには系譜となるストーリーがある。
まずOvaltoneブランドは10周年を迎えるが、その初期に“ブースター・ペダル”の初代「MERKAVA」が存在した。初代MERKAVAは力強く、素直なブースト感とブースト音に対する調整の多彩さでユーザーから評価された。その後、派生モデルとして、ベースへの対応を意識した「MERKAVA MK.2」、クリーン・サウンドに特化した「UB-C3」、セッティングに迷うことなく、ジャストなゲイン・ブーストが得られる「UB-G4」など、進化の系譜を生んだ。
「MERKAVA OVERDRIVE」は、原点に立ち帰り、初代MERKAVAを復刻、改良を加えたオーバー・ドライブだ。
▲Ovaltone MERKAVA OVERDRIVE
価格=36,000円(税抜 / 税込39,600円)
※2023年1月22日発売
「MERKAVA OVERDRIVE」は、単体のオーバードライブ・ペダルとしての幅広い歪みを特徴としている。OVERDRIVEモードでは、そのブースト感の範囲を拡げることができる。TONEは、操作範囲がより扱いやすくなった。他に、筐体がアルミ削り出しに変更。内部のパーツ、ハンダなどもアップグレードしている。これらによって、より細かな調整が可能で、サウンドにも奥行きを生む。これらは初代「MERKAVA」を販売していた当時では到達出来なかったサウンドを体現している。
※本モデルはOvaltone10周年の一環として、ファーストロット出荷分のみ、筐体前面のプレートが写真と同様に「10周年のアニバーサリープレート」となる。
ギタータウンのコメント
オーバードライブは、サウンドメイクで、特に楽器の一部として捉えるべきペダルだ。というのも、サウンドが好みなのは前提条件だ。加えて、演奏にニュアンスつける微妙な調節することで、自分のサウンドを探して使うエフェクターだからだ。具体的にはピッキングの強弱や追随性などに現れ、おいしいポイントは最大のゲインというより、その中間に存在することが多い。
MERKAVA OVERDRIVEは価格的にプレミアムだ。しかし、歪みとトーンの幅広さ、また、こだわりの筐体を採用。意外かもしれないが、ハンダの素材とハンダ付けの技術で全くサウンドが変わり、この技術へのこだわりはOvaltoneが得意とする部分だ。楽器店に入荷した際には、じっくりと向き合ってMERKAVA OVERDRIVEを試奏してもらいたい。プレミアムなペダルと言っても、価格を越えて、自分にフイットするサウンドが隠れていることだろう。
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