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山野楽器とIwataniのコラボ 世界初!『たこ焼きギター』完成

 

カセットこんろで有名なIwatani(岩谷産業株式会社)と山野楽器がコラボレーションした世界初の『たこ焼きギター』がお披露目された。これは過去に山野楽器が宇都宮の『餃子ギター』、仙台の『笹かまギター』に続く”ご当地ギター”の大阪版にあたる。本品の開発は「ご当地ギターの開発を通じ、地域の活性化につなげたい」という山野楽器の山野政彦社長の熱意のもと、大阪発祥の企業である 岩谷産業株式会社にオファーしたことがスタートとなった。

▲山野楽器 & 岩谷産業 『たこ焼きギター』

本機は「誰でも美味しいたこ焼き作りが楽しめる」を合言葉に、シリーズ累計販売台数65万台を超えるベストセラーたこ焼器“Iwatani炎たこⅡ”をモチーフにしたエレクトリック・ギターだ。ボディはマット塗装を施した鉄板ボディ。ボディトップはアルミダイキャスト製のプレートでフッ素加工を施している。さらにトップには塩化ビニール製の食品サンプルで飾られており、これはイワサキ・ビー・アイによるもので、いかにも美味そうなトップとなっている。点火方式はLEDを採用しており、ボディサイドのつまみを回すとブルーのLEDのライトが炎のようにリアルに点灯する。

たこ焼きギターでは、たこ焼きを焼くことはできないが、L.R.Baggs のピエゾ・ピックアップを搭載しているため、エレクトリックギターとして演奏することができる。ネックにはメイプル材を使用。指板にはoctopus インレイを施している。これは、まさにタコの足を表現したものだ。

▲“点火”した状態。カセットこんろの缶部分にギター用のコントローラーを配置している。チューナーにはたこ焼きの食品サンプルを使用している。

▲ボディトップの“たこ焼き”はイワサキ・ビーアイによる食品サンプル。“点火つまみ”はLED点灯スイッチである。ギターとしては、チューン・マチックブリッジにピエゾP.U.を内蔵。弦はアルミ製トップをラウンドし、トップ下のテイルピースで受けている。空気孔を利用したジャック・ピン、ストラップ・ピンも斬新だ。

【参考】

▲上の写真は本機のベースとなったIwataniの“炎たこⅡ”の写真。まさに、コレを利用したギターということがわかる。

展示場所

なお、本機は2本だけ限定生産され、販売はされない。1本は2022年8月9日から「山野楽器 ロックイン難波」(大阪・中央区 なんばシティ)で展示開始。もう1本は岩谷産業「Iwatani Outdoor Shop BASE」でも展示される。

山野楽器 ロックイン難波 
住所:〒542-0076 大阪市中央区難波5-1-60 南海なんば駅なんばシティ南館2F
https://www.yamano-music.co.jp/shops/rockinn-namba/
※8月17日(水)は店休日です。

岩谷産業 Iwatani Outdoor Shop BASE
住所:〒541-0052 大阪市中央区安土町3-2-14 イワタニ第二ビル1階
※本町駅1番出口から徒歩約3分
営業時間:平日11:00-19:00
定休日:土、日曜日、祝日、年末年始休暇、他
http://www.i-cg.jp/base/

 

《Spec》

■ボディシェイプ:カセットガスたこ焼器“炎たこⅡ”/メーカー:Iwatani
■ボディ材:鉄板(マット塗装)
■プレート:アルミダイカスト(フッ素樹脂加工)
■たこ焼き:食品サンプル(素材:塩化ビニール)/メーカー:イワサキ・ビー・アイ
■点火方式:LED
■ネック材: メイプル
■ネック仕上げ:サテンフィニッシュ
■ネックインレイ:octopus (たこ足)
■フレット数: 19
■フレットサイズ:ビンテージ
■ナット材:ブラックタスク
■ナット幅:42mm
■ピックアップ:L.R.Baggs ピエゾ
■ブリッジ:チューンOマチックスタイル ピエゾブリッジ
■カラー:マットブラック

ギタータウンのコメント

ギタータウンの中の人は、山野楽器の山野政彦社長が会長を勤めていた時期の楽器フェアでは広報委員を勤めていた。私の一見しょうもないような企画でも真剣に寄り添っていただき、本気で実行してくれる、器量が大きい人物だ。このたこ焼きギターもまさにそんな山野社長の人柄が知れるギターだ。採算が合わないからやらないのではなく、関わる自分たちが楽しいならやる。それが多くの人に伝わる。そんな気質がこのギターにも感じられる。現在の私は前職に比べようがないほど、非力になっているが、今回は私も楽しくなったので、あの頃のように、楽しくレビューを書いてみた次第だ。

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