伝説の野外ライヴツアー「1999 GRAND CROSS TOUR」で活躍、「30th L’Anniversary TOUR」で復活した5弦仕様のESP BASS Vが発売される。実機を見てはいないが、資料を基にレビューしよう。
▲ESP BASS V tetsuya Signature Model
価格=979,000円(税込 / 税別890,000円)
ESP BASS V tetsuya Signature Modelはボディのアウトラインなどは、一見するとトラディショナルなBASS IV風だ。だが、そもそも5弦ベースであり、ほぼ全ての仕様がオリジナル・モデルとなっている。
まず、ボディ材にはアルダー、ネック材はハードメイプル、指板材はローズウッド、現代的な24フレット仕様だ。ジョイント部はESPのベースが得意とする6点止めとなっている。特にネックのホーン側の接合が16フレット付近、ネック・ポケット側が22フレット付近となっている点には注目だ。というのも、6点止めなのでネックの安定性があり、ハイ・ポジションの演奏性も兼ねた設計で、単にアウトラインをBASS Ⅳ風にしただけではないことがわかる。指板のポジション・マークはLEDを使用し、暗転したステージ上での視認性が高い。
ピックアップは非常に凝った仕様だ。まだ、ネック側P.U.にはtetsuya J5-69を搭載。ブリッジ側P.U.にはtetsuya MM5-69の片側のコイルだけをJスタイルピックアップ・カバーに収納したP.U.を搭載している。回路にはtetsuya LC-1を搭載している。
そして、コントロール類も独特だ。ボディトップ側から。まず、2つのノブは「マスター・ボリューム」と「バランサー」である。スイッチ類は「LED On/Off SW」,「Neck PU On/Off SW」,「Bridge PU On/Off SW」,「Output On/Off SW」という配置になっている。
ボディのバック側のパネルにもコントロールがある。こちらには「3Band EQ」, 「Gain Cotrol」, 「LED dimmer」が配置されている。これらはトリマーを使って調節する。
ボディのカラーリングはスパークリング・フィエスタ・レッドという独自のカラー。ヘッド部もマッチング・ヘッドのカラーに、スパゲティ・ロゴ風の「ESP Ⅴ」と記されたデカールが使われている。
《SPEC》
■BODY:Alder
■NECK:Hard Maple
■FINGERBOARD:Rosewood, 24frets
■INLAY:Dot with LED
■SCALE:864mm
■NUT:Bone
■CONSTRUCTION:Bolt-on (6-bolt)
■TUNER:HIPSHOT UltraliteR HB-6
■BRIDGE:GOTOH 205B-5
■PICKUPS:(Neck) tetsuya J5-69, (Bridge) Modified tetsuya MM5-69
■CONTROLS:
Front: Master Volume, PU Balancer, LED On/Off SW, Neck PU On/Off SW, Bridge PU On/Off SW, Output On/Off SW
Back: 3Band EQ, Gain Cotrol, LED dimmer
■PREAMP:ESP tetsuya LC-1
■COLOR:Sparkling Fiesta Red
【製品問い合わせURL】
https://espguitars.co.jp/productinfo/23909