ESP Albion STEALTHは、L’Arc-en-Ciel TOUR 2021「30th L’Anniversary TOUR」初日の大阪城ホール(2021年9月5日)に初登場した。本機は12月4日から予約開始可能な受注生産品で、価格は880,000円(税込)だ。
▲ESP Albion STEALTH
価格=880,000円(税込 / 税別800,000円 )
ステルス戦闘機を思わせるブラックカラー
基本スペックは、すでに発売されているESP Albion(パールホワイト)とほぼ同じ。ボディとネックのカラーがステルス戦闘機を思わせるマット系ブラックのブラック・サテンとなり、指板も本来は白系の木材であるメイプル材を黒く塗装した珍しい仕様だ。
無駄なく、実用性を兼ねた設計
以下はESP Albionと共通仕様だが、サウンド、実用性などで万全の仕様なので、少しレビューしてみよう。
ボディはハード・メイプル・トップ(5mm厚)、スワンプ・アッシュ・バック(35mm厚)の計40mm厚だ。これらの木材は、どちらかと言うと重めの木材。さらに、ネック・ホーン先端のストラップ・ピンがほぼ12フレット位置のやや大き目だ。そのため、ボディ・トップ&バックのコンターを無駄なく削り、ボディ厚も薄くしている。これにより、楽器に不可欠な木材の鳴りと適正な重量に抑えている。
また、ストラップ・ピン位置が12フレット付近なので、全体の重量バランスをとりやすくなっており、さらにヘッドのチューナーにはHIPSHOTのウルトラライトを採用。これによりヘッド落ちを防いでいる。
演奏のしやすさにも配慮
5弦ベースはそれぞれの弦の太さがかなり異なり、各弦のテンション感も異なる。本機ではヘッド部に5つの弦のテンションを調整する特製のストリング・リテーナーを搭載。これにより、各弦に最適なテンションを確保している。
また、ポジション・マークにも視認性が高いLEDを内蔵している。
特製ピックアップと多彩なコントロール
ピックアップは2010年にtetsuyaのために開発されたtetsuya J5-69(ネック側), tetsuya MM5-69(ブリッジ側)を搭載。プリアンプにはESP tetsuya LC-1を採用している。
コントロールはボディ前面にMaster Volume, PU Balancer, 3 Band EQ, 3Way Bridge Pickup Coil Tap Toggleというサウンド用を配置。
ボディ・バックにはLED ON/OFF Sw, LED dimmerというLEDのコントロールを配置している。
《SPEC》
■BODY : (Top) Hard Maple, (Back) Swamp Ash
■NECK : Hard Maple
■FINGERBOARD : Maple, 24frets
■INLAY : Dot with LED
■SCALE : 864mm
■NUT : Bone
■CONSTRUCTION : Bolt-on (5-bolt)
■TUNER : HIPSHOT Ultralite
■BRIDGE : GOTOH 404SJ-5
■PICKUPS : (Neck) tetsuya J5-69, (Bridge) tetsuya MM5-69
■CONTROLS
Front: Master Volume, PU Balancer, 3 Band EQ, 3Way Bridge Pickup Coil Tap Toggle
Back: LED ON/OFF Sw, LED dimmer
■PREAMP : ESP tetsuya LC-1
■COLOR : Black Satin
【製品問い合わせURL】
https://espguitars.co.jp/productinfo/23901